俺達の誕生日は祝ってくれるのに、俺はいっつも店長の誕生日を忘れちまう。
雨に言われて気が付いた。
そうだ明日は店長の誕生日。
せっかく忘れなかったんだから何かお祝いでもしてやろうと雨と二人テッサイにもらったお金を使って下駄を買った。今履いてるの鼻緒がボロボロなんだよな。
普通に渡すのも照れくさいからこの間のクリスマスに、サンタ、とかいうオッサンがプレゼントくれた時と同じ方法をとる。店長が寝るまで頑張って起きて、店長の枕元に下駄の箱を置いた。店長の所にもサンタだ。
翌朝、店長に「おめでとう」を言ったら雨と一緒に頭を撫でられた。
「下駄どうもありがとう」
何で俺達だって分かったんだろ?
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ブログにてUPしておりました、ジン太視点で喜助さんの誕生日です。
ジン太はこれくらい純だと良いなぁ。サンタも信じていると良い☆
雨はサンタの正体知っててもジン太には黙ってあげてて欲しい。ジン太にとって雨は、昔のひっつんにとっての桃ちゃん的存在のような。
もちろん喜助さんはジン太達がプレゼント置いた時点で気付いてました。でも寝てるフリしたげてた優しい店長で。わーなんかこれじゃぁお父さんみたい...まぁそんなもんか?
(初出12/31/05 修正2/26/06)
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